できるだけ歯を残したい~根管治療~

進行した虫歯を抜かずに残すために~根管治療~

進行した虫歯を抜かずに残すために~根管治療~

虫歯が進行して歯髄(歯の神経や血管)にまで達すると、神経が細菌に感染するので、根管(歯の根を通る細い管)から虫歯菌に冒された組織を抜き取らなくてはなりません。歯髄を抜き取って根管をきれいに洗い流し、薬剤を詰める治療を「根管治療」と呼びます。

根管は細く入り組んだ形状をしており、肉眼では確認しづらいため、根管治療の成功率は一般的にあまり高くありません。さらに、根管内部の細菌を肉眼で確認することは不可能です。和光市の歯医者「ひかり歯科クリニック」では、精度の高い治療を実現するため、拡大鏡(サージテル)と細菌の嫌気性培養を採用しています。

拡大鏡
(サージテル)
病院の外科手術でも用いられる拡大鏡で、患部を最大10倍まで拡大することができます。一般的な拡大鏡(2~3倍)に比べ、多くの視覚情報を得ることができ、治療の精度向上に貢献します。
嫌気性培養 ひかり歯科クリニックでは酸素が入らない特殊な環境下で根管内の細菌を培養できる、「嫌気性培養装置」を導入しています。肉眼では確認できない根管内の細菌の有無が確認でき、有効な薬剤の判定が可能になります。
嫌気性培養

これらによって成功率の高い根管治療が実現できます。進行した虫歯にお悩みの方は、一度ご相談ください。

これから骨粗しょう症の投薬を受ける患者の皆様へ

骨粗しょう症

骨折予防のために投薬される骨吸収抑制薬としてビスホスホネート製剤と歯科治療に関しての相談を受けることがあります。

ビスホスホネート製剤の投与と歯科治療には顎骨壊死の関係性が指摘されています。
顎骨壊死とは、あごの骨が炎症を起こして壊死するもので、ビスホスホネート製剤を服用中に抜歯などの侵襲的歯科治療によって誘発される確率が高くなります。 ビスホスホネート関連顎骨壊死とよばれていましたが、他の骨吸収抑制剤でも引き起こす可能性があることから、骨吸収抑制薬関連顎骨壊死とよばれます。

もし、ビスホスホネート製剤の服薬が必要になった場合,通常、歯科治療が終了し定期健診のステージに入ってからビスホスホネート製剤の服薬を開始します。

歯科治療とは、齲蝕(虫歯)治療、根管内の治療が終わっている歯でも、根管内の無菌を確立する治療。
将来的に抜歯が予想される歯の服薬前の抜歯、口腔内のプラークや歯石の除去とセルフケアによる口腔内環境の改善などです。
特に、根管内の無菌を確立する治療は、将来的に顎骨内に炎症を引き起こす原因になるため重要です。

定期健診のステージに入り、ビスホスホネート製剤の服用が始まってからやむを得ず抜歯をしなければならなくなった場合、口腔内の環境が整っていれば(プラークや歯石がほとんど無いか、少ない状態)、顎骨壊死のリスクは格段に下がることがわかっています。
その他、少しでも顎骨壊死のリスクを軽減させるために、口腔内を清潔に保つことと禁煙やアルコール摂取制限を心がけてください。


最新の技術を活用し、患者様に高品質な治療を提供

根管治療は、歯の内部にある神経や血管の治療を行うものであり、細かな作業が求められます。 ひかり歯科クリニックでは、デジタルマイクロスコープ ネクストビジョンを導入しております。 デジタルマイクロスコープ ネクストビジョンの高倍率の視野を活用することで、歯の内部の微細な構造や病変部を明瞭に観察できます。 これにより、より正確な治療が可能となり、治療の品質と効果が向上します。

治療におけるわかりやすい説明も重要な要素です。 ひかり歯科クリニックでは、丁寧かつ分かりやすい治療説明を心がけています。 治療の必要性や手順、治療後のケアについて詳細に説明し、患者様が納得した上で治療に臨むことができます。 治療の進行や結果についても、患者様とのコミュニケーションを大切にし、不安や疑問を解消するよう努めています。

他の歯科医院で「抜くしかない」と言われた方にも、当院での根管治療が新たな選択肢となることがあります。 デジタルマイクロスコープ ネクストビジョンを用いた精密な治療とわかりやすい説明により、再評価や再治療の可能性があります。 経験豊富な歯科医師が患者様の個別の状態を評価し、最適な治療プランを提案します。

ひかり歯科クリニックでは、デジタルマイクロスコープ ネクストビジョンを用いた根管治療とわかりやすい治療説明を通じて、患者様に安心と信頼をお届けします。 歯を抜く以外の選択肢を追求し、歯を保存することに努めます。お気軽にご相談ください。


歯科用CT

根管治療後の歯を守るメインテナンス

CTとは、レントゲン撮影を行い画像処理を行う事で断層写真を撮影出来る装置です。様々な角度から患部を確認することが出来るため正確な診断、適切な治療が可能になります。

ニッケルチタンファイルを用いた治療

ラバーダム防湿法

根管治療では虫歯菌に冒されてしまった神経を抜き取るために「ファイル」と呼ばれる器具を使用します。一般的にはステンレス製のファイルが使われていますが、当院では曲がっていたりして複雑な構造の根管にもしっかりと対応できる柔軟性をもったニッケルチタン製のファイルを使用しています。

根管治療の流れ

【1】根管内の清掃、根管の長さ測定

【1】 根管内の清掃、根管の長さ測定

局所麻酔をかけ、機械設備や高周波、薬剤などの方法を駆使し、根管内の組織や細菌を取りのぞきます。また、専用の器具で根管の長さを測定します。

【2】嫌気性培養、薬剤による洗浄

【2】 嫌気性培養、薬剤による洗浄

酸素が入らない特殊な環境下で細菌を培養する「嫌気性培養」で、根管内の細菌の有無確認や最も有効な薬剤の判定を行います。効果の見込まれる薬剤を使用することで、治療の成功率を向上させます。

【3】薬剤の充填

【3】 薬剤の充填

根管の先端まで、しっかりと薬剤を充填します。充填後はデジタルレントゲンで、空間ができていないか確認します。

【4】被せ物(クラウン)の装着

【4】 被せ物(クラウン)の装着

根管治療で神経を抜いた歯はもろくなるので、土台(コア)を挿入して強度を確保します。そのうえから被せ物を装着し、歯の機能をおぎないます。

根管治療後の歯を守るメインテナンス

根管治療後の歯を守るメインテナンス

根管治療を受けた歯は、健康な歯に比べるともろくなるという特徴があります。被せ物が虫歯になることはありませんが、歯の根の部分は虫歯が再発する可能性があります。神経がないと痛みを感じないので、虫歯の再発や進行になかなか気づくことができません。歯周病にも注意が必要です。

せっかく時間をかけて治療した歯を長く保つには、定期的なメインテナンスが必要です。歯科医院による定期検診や専門的なクリーニングを、うまく活用しましょう。

ラバーダム防湿法

ラバーダム防湿法

根管治療では、根管内をできる限りきれいに清掃しなくてはなりません。治療中、患部に唾液や血液が付着すると、そこに含まれる細菌で根管内が汚染される怖れがあります。ひかり歯科クリニックではそれを防ぐため、症例によって根管治療に「ラバーダム」というゴム製のシートを用いており、患部以外の場所をおおいながら治療を進めます。

ラバーダム防湿法のメリット
メリット1 唾液や血液の混入防止
細菌の含まれる唾液や血液が患部に付着することを防ぎ、再治療のリスクを低減します。
メリット2 誤飲の防止
薬剤が患部以外に漏れることを防ぎ、治療に用いる小型の器具の誤飲も防止します。
メリット3 作業性の確保
ラバーダムから患部のみを露出させることで作業性が確保でき、精度の高い治療につながります。唇を押さえる必要もありません。

セカンドオピニオンに対応します

ひかり歯科クリニックでは他院で受診した根管治療についてのセカンドオピニオンに対応いたします。お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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